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ECサイトにおけるWebブランディングの重要性とは?自社製品のファンを増やすノウハウ・事例で紹介

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「製品やサービスのブランディングをしようとWebサイトを立ち上げたが売り上げが伸びない」「新商品の発売に合わせてWebサイトをリニューアルしたのに、集客効果がない」など、自社の製品を知ってもらうべくWebブランディングを行なっているが、期待通りの効果がなかなか出ない。そんなお悩みを持つ方のために、今回はECサイトでWebブランディングを成功させるポイントについて、詳しくご紹介していきます。

 

そもそもブランディングとは

そもそもブランディングとは

ブランディングとは、企業や製品・サービスなどのブランドに対して、ターゲットとなるユーザーの共感や信頼を高める活動のこと。ブランディングの成功は集客や販促、他社との差別化にもつながります。

 

ブランディングを行うことで、自社の製品やサービス(価値や強み)を明確にし、訴求したいターゲットとなる顧客に認知してもらい、問い合わせや製品・サービスの申し込みなどのアクションを起こしてもらう手法として行われることが一般的です。

自社のWebサイトやWeb広告などを活用してブランディングを行うことを、Webブランディングといいます。

 

ECサイトでWebブランディングを行うメリット

ECサイトでWebブランディングを行うメリット

近年はパソコンやスマートフォンで検索して、商品を購入したり、サービスを選んだりすることが当たり前となってきました。より顧客の認知や信頼を得るために、ECサイトにおいてもWebブランディングを考慮したサイト作りをするケースが増えています。 

 

Webブランディングのメリットには、大きく以下の5つが挙げられます。

  1. 世界の幅広いユーザーに対して発信できる
  2. 情報を詳細に伝えられる
  3. 伝えたいターゲットを絞ったブランディングが可能
  4. 顧客やユーザーとダイレクトに交流ができる
  5. 効果に応じてメンテナンスやリニューアルがタイムリーに可能

ECサイトは実店舗に比べると低コストで、世界中に情報を発信することができます。幅広いユーザーに自社のブランドコンセプトや製品・サービスの魅力を伝えることができるのは、大きなメリットといえるでしょう。また、ターゲットを絞ったアプローチができるメリットもあります。

 

さらにSNSと連動したお得な情報や新製品のお知らせなど、リアルタイムで双方向なファン作りも展開しやすくなります。ダイレクトにユーザーコミュニケーションする取り組みが行えるメリットは大きいのではないでしょうか。サイトの来訪者数やアクション数などの効果を測定できるので、その効果に応じて改善するなど、メンテナンスやリニューアルがしやすいこともメリットの一つです。

ECサイトがWebブランディングを行う目的は「認知」と「行動」

ECサイトがWebブランディングを行う目的は「認知」と「行動」
Webブランディングを行う目的は、大きく「認知」と「行動」に分類されます。一般消費者となる個人にビジネスを展開するBtoC企業であれば、ECサイトを活用して自社製品やサービスを紹介することで「認知」してもらい、問い合わせや購入という「行動」をしてもらうということになります。

 

  • Webブランディングで消費者製品・サービスを認知・行動してもらう 

Webブランディングで消費者に製品・サービスを認知・行動してもらう 

「認知」させるためのWebプランニング必要な要素について、さらに詳しく解説していきたいと思います。 

Webブランディングに必要な3つの要素

Webプランニングによって、顧客に認知・行動をしてもらうために必要な要素は、「SEO対策」「デザイン」「コンテンツ」の3つです。SEO対策とは、Googleの検索結果で自社サイトが上位に表示されるよう行う対策のこと。デザインは見た目のかっこよさではなく、ユーザーと目的の情報につなぐ表示や導線しやすいサイト設計、いわゆるUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)を指します。コンテンツは自社の製品・サービスの強みを明確にする役割を担います。

 

SEO対策を行うことによって検索サイトで興味を持ってもらい、Webサイトのデザインで認知してもらい、コンテンツで理解してもらう。この3つのステップを経た先に、「行動」が起きるというわけです。この3つがそろっていなければ、Webブランディングは達成できないともいえるでしょう。

●よくあるデザイン失敗例

よくある失敗例としては、商品画像を中心でサイトを構成してしまい、テキストによる商品説明をないために、商品情報が検索結果に反映されず「Webサイトにアクセスがない」というSEO対策がなされていないパターンがあります。

 

ECサイトにおいては、複雑な導線設計や、購入ボタンの位置や色など、ユーザービリティが不十分なために購入まで至らないというケースもあります。

 

また、ビジュアルや動きにこだわったデザインがユーザーにはわかりにくく、せっかく訪れたユーザーが離脱してしまうというケースも少なくありません。ブランディングを目的としたWebサイトでは、自分の好みでデザインを決めてしまうことが、落とし穴となることもあるので注意が必要です。

BtoC企業向け】Webブランディングの効果的な手法

 

【BtoC企業向け】Webブランディングの効果的な手法ではどのように、Webブランディングを行っていけばよいのか。効果的な手法を紹介していきたいと思います。

 

先に述べた通り、ECサイトでWebブランディングを行う目的は、ターゲットとなるユーザーに自社の製品やサービスを知ってもらう「認知」と、購入や会員登録をしてもらう「行動」がゴールです。まずは、ターゲットとゴール設定を明確にしましょう。

1)自社製品・サービスのコンセプトを明確にする

まず自社製品・サービスのコンセプトを明確にします。家電メーカーであれば、家電製品のデザインや機能、食品メーカーであれば味やパッケージ、レシピ例や価格、不動産会社は物件情報の豊富さや検索機能などが挙げられます。

自社製品・サービスのコンセプトを明確にする

2)ターゲットユーザーの明確なペルソナ設定

次に、製品やサービスを購入してくれるユーザーのターゲットを明確にし、ペルソナ設定を行います。コンセプトに合致するターゲットの年代・性別・ライフスタイル・消費や行動パターンなど、できるだけ具体的に想定して設定します。必要に応じて、アンケートやヒアリングなどを実施するとイメージしやすくなるでしょう。

ターゲットユーザーの明確なペルソナ設定

3)ゴールとなるKPIを明確にしておく

BtoC企業におけるWebブランディングのゴールは、製品・サービスの購入数や会員登録も申し込み数、さらにSNSやブログなどで製品・サービスに対する好感度の高い投稿が増えることなど。施策によって目指すコンバージョン数を明確にしておきましょう。

 

コンバージョン数を計測するためには、自社でGoogleアナリティクスやWeb制作会社や広告代理店が提供する計測システムを利用することに加え、SNSの定期的なチェックなどもお勧めします。万が一、製品やサービスに対するクレームや誹謗中傷を発見した場合は早急で丁寧な対応を行うことは、炎上を防ぐだけでなく、さらなるブランディングにも繋がります。

ゴールとなるKPIを明確にしておく

上記を明確にした上で、Webブランディングに不可欠なSEO対策・デザイン・コンテンツ制作を進めていきましょう。

●SEO対策でターゲットが興味を示すキーワードを選定

SEO対策はターゲットが興味を持つキーワードを選定しましょう。ターゲットがどのようなキーワードで検索するかを考え、そのキーワードをもとにコンテンツを作ることがSEOの重要なポイントです。また、検索結果数が多いキーワードは競合が多く、クリック数を獲得するハードルが高くなるため、なるべく複数を組み合わせた選定をすることをお勧めします。

例1)
ターゲット:敏感肌のペットのケアに悩む飼い主
コンセプト:ペットの敏感肌に仕えるスキンケアブランド
キーワード:ペット 痒み・発赤・毛艶・脱毛・フケ・ベタつき
ゴール設定:商品ページのPV数、購入数など
例2)
ターゲット:40代~シニア向け
コンセプト:50年以上続く地域密着型の美容院
キーワード:老舗、信頼感、大人の女性向け
ゴール設定:新規顧客数、WebサイトのPV数、SNSページの投稿数など

●ターゲットを行動に導くデザイン設計

サイトに訪れたユーザー興味を持ち、購入したくなるUI/UXデザインを設計します例えばインテリアECサイト「LOWYA(ロウヤ)」は、「メンズライクな家具で作る、カフェテイストの女性らしさ」をテーマに設定興味を持った家具の写真にポインターを当てると値段が表示され、クリックするとさらに詳細な商品情報がわかるデザイン設計になっています。 

ターゲットを行動に導くデザイン設計

ターゲットを行動に導くデザイン設計

ターゲットを行動に導くデザイン設計

「LOWYA」https://www.low-ya.com/ 

●ターゲットが求めるコンテンツを作る

コンテンツはターゲットに行動を起こしてもらう重要な切り札でもあります。例えばアスクルが運営する個人向け通販サイト「LOHACO」では商品の写真やユーザーレビューに加え、商品説明や原材料などのスペックまで具体的に伝えることで購買意欲を高めています。 

ターゲットが求めるコンテンツを作る

ターゲットが求めるコンテンツを作る

ターゲットが求めるコンテンツを作る

LOHACO」https://lohaco.yahoo.co.jp/ 

Webランディングに対して、総合的に強い制作会社を選ぼう

Webランディングに対して、総合的に強い制作会社を選ぼう

ここまで説明してきたように、Webブランディングにおいて制作会社を選ぶ際は、デザインだけで判断せず、SEOなどのマーケティング、UI/UXデザイン、コンテンツ企画に対する知見、およびサイト全体の設計力、システム開発・コーディングなど、総合的に強みを持つ制作会社をお勧めします。大規模サイト制作・運営実績も参考にするとよいでしょう。 

 

 信頼できる制作会社を見極めるためのチェックポイントを挙げてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。 

  • 制作会社が自社のWebサイトに力を入れている
  • 営業担当者が十分な知識を持ち、積極的に提案してくれる
  • ネガティブな意見を伝えてくれる(イエスマンではない)
  • デザイン以外の話を積極的にする(要件定義やサイト設計の重要性など)
  • 見積もり項目が詳細に分かれている

トモガラは、システム開発からサイト制作まで下請けに特化したWeb制作のスペシャリスト集団です。さまざまなニーズを持つお客様のお役に立てるよう、「期待を超えるクオリティ」でご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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