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オウンドメディアでマネタイズ?メリットや方法、失敗する原因などを紹介

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集客を主な目的とするオウンドメディア。

オウンドメディアと聞くとマネタイズのイメージは薄いですね。

しかしオウンドメディア運営を始めるなら、オウンドメディアによる利益獲得の段階までつなげたいですね。

本記事では、

  • オウンドメディア活用でマネタイズするメリットとデメリット
  • オウンドメディアでマネタイズする方法
  • マネタイズに向いているオウンドメディアの特徴
  • オウンドメディアでマネタイズするために必要な準備
  • オウンドメディアのマネタイズが失敗する原因
  • マネタイズに成功しているオウンドメディア

        について解説しています。

        この記事を最後まで読んで、オウンドメディアをマネタイズに繋げる方法について取り組んでみてください。

        オウンドメディア活用でマネタイズする3つのメリット

        オウンドメディアでマネタイズすると「広告費の削減」「顧客データの蓄積」「儲けたい感を出さずに済む」という3つのメリットがあります。

        下記では、それぞれのメリットについて簡単に解説していきます。

        広告費の削減

        まず、オウンドメディアでマネタイズできれば、広告に割くコストを下げられます。

        集客をするためにさまざまな広告媒体にお金を払っている企業が多いなか、オウンドメディアで十分な集客ができれば、その分の費用が丸々浮くからです。

        浮いた費用は別の場所に使えるため、企業としてさらなるステップアップも見込めます。

        データを蓄積

        オウンドメディアでマネタイズをすると、データを蓄積できるというメリットもあります。

        データは、新商品の開発やターゲット層の細分化などに使える貴重なものです。

        リピーターになる可能性の高い顧客の情報が集まるので、優先案内をしたり、限定の割引クーポンを配ったりすれば、さらなるマネタイズも期待できます。

        マネタイズが完了した時に年齢や職業、メールアドレス、住所などを入力できるようなフォームの用意をしておきましょう。

        儲けたい感を出さずに済む

        自社サイトでのマネタイズとなると、どうしても「売りたい」というメッセージが前面に出てしまい、買う意思を持ったユーザーにしか情報が届かないという欠点があります。

        一方で、オウンドメディアは「良い情報を提供する→マネタイズ」という流れが主流なため、良いと思ってもらえればマネタイズできる、誰も損をしないシステムです。

        また「少し興味がある」や「購入してみようかな」というユーザーにまで情報を届けられるため、購買層の拡大も見込めます。

        オウンドメディアでマネタイズするデメリット

        オウンドメディアのマネタイズには大きなメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

        結果がすぐには出ない

        第1のデメリットとして、他の広告やメディアに比べて結果が出るスピードが遅いということが挙げられます。

        この記事を読んでいる人の中には「オウンドメディアを始めればすぐにマネタイズできる」と思っている人もいるかもしれませんが、オウンドメディアのコンテンツはネット検索によって集客を行うため、検索上位にならなければマネタイズまでつながりません。

        短期的なマネタイズには向いていないので、その点を理解しておきましょう。

        競合オウンドメディアとの差別化が難しいことがある

        競合するオウンドメディアとの差別化が難しいこともデメリットの1つです。

        自社の強みがある分野でのマネタイズは、すでに競合オウンドメディアが挑戦もしくは成功している可能性があります。

        狙うキーワードの検索ボリュームが少ないと市場がすでに独占されていることもあり、マネタイズにつながる部分が残されていないかもしれません。

        そういった場合は、ジャンルを絞るか、競合が狙っていないニーズは小さいけれど検索ボリュームは0ではないものから攻めていくようにしましょう。

        企業イメージを損なう可能性がある

        オウンドメディアでのマネタイズは、企業イメージを悪くしてしまうという可能性もあります。

        これは、マネタイズ感を強めに出してしまったり、おすすめでない商品を良い品物であるかのように紹介したりすることで起こるものです。

        主な目的が認知や集客のアップであるオウンドメディアであった場合、その目的すら達成できなくなる可能性もあります。

        「本当に良いと感じた商品やサービスをユーザーにおすすめする」といった気持ちを第一に持ってマネタイズに取り組みましょう。

        オウンドメディアでマネタイズする方法

        オウンドメディアでマネタイズするメリット・デメリットが分かったところで、次はマネタイズ方法について説明します。

        マネタイズする方法として、「直接的」と「間接的」の2つが挙げられます。

        1.直接的にマネタイズする

        まず思い浮かぶマネタイズ方法は、この直接的なマネタイズでしょう。

        ユーザーがそのマネタイズ方法に応じた行動をすれば報酬を得られるもので、以下のようなものが例として挙げられます。

        ◯アフィリエイト

        →インターネット広告の1種で、成果に応じて収入を得られる。

        ◯インフィード広告

        →アプリやWebサイトなどのコンテンツの途中に表示される広告。

        ◯純広告

        →オウンドメディア内に広告枠を設け、その枠を販売する。

        ◯有料コンテンツ

        →有料のセミナーや有料動画を販売する。

        自社のオウンドメディアとの相性もあるので、どれを使うか吟味しましょう。

        2.間接的にマネタイズする

        オウンドメディアでのマネタイズとして最も向いているのがこちらの方法です。

        運営するオウンドメディアではマネタイズせず、別の場所(ECサイトやランディングページなど)に商品を用意し、そこでのマネタイズを狙います。

        直接的なマネタイズ方法の多くは、他社の商品に依存しているためコントロールしにくい部分が多いです。

        しかし、上記の間接的な方法なら、良いコンテンツを作ってしっかりと集客ができれば他の媒体に依存しない仕組みを作ることができます。

        また、オウンドメディア内でユーザーを教育・ファン化し、将来的な顧客になってもらえるように誘導していくことで、長期的なマネタイズにもつながります。

        マネタイズに向いているオウンドメディアの4つの特徴

        すべてのオウンドメディアにおいて、マネタイズできる可能性があります。

        しかし、運営するオウンドメディアのジャンルや目的によっては、マネタイズに不向きなものがあるというのも事実です。

        こちらでは、マネタイズに向いたオウンドメディアの特徴を4つ紹介していきます。

        1.目的に合っている

        自社のオウンドメディアの目的とマネタイズが合っている、もしくはマネタイズと近いことが1つめの特徴です。

        例えば、お悩み解決系やお金に関わるものであったら、マネタイズにつながるコンテンツを作りやすいでしょう。

        コンテンツの読者が求めている商品がはっきりとしていて、訴求しやすいからです。

        反対に「求人への応募数を増やしたい」や「ブランドイメージを高めたい」といった目的での運用だとしましょう。

        マネタイズの方向性を間違えてしまうと、応募者の気持ちを害してしまったり、ブランドイメージを損なってしまったりする恐れがあります。

        2.ジャンルの規模が大きい

        オウンドメディアのジャンルの規模感が大きいことも特徴の1つです。

        規模の大きさは「マネタイズできる金額」や「集客できる人数」に直結します。

        ニッチなジャンルを攻めたオウンドメディアだとライバルが少なく市場を独占できる可能性が高いですが、規模の大きいマネタイズには向いていないので、企業として運営するのであれば、ある程度の集客力があるジャンルでのオウンドメディアでマネタイズしましょう。

        3.独自性がある

        独自性があることもマネタイズにとっては重要です。

        オウンドメディアのコンテンツは競合メディアと内容が似通ってしまいがちです。

        そのため、自社のメディアしか持っていない独自の知識や見方を追加しておかなければ、ユーザーに見てもらえません。

        独自性があれば、たとえ検索した時のランキングが少し低かったとしても、違う情報を探しているユーザーにとって有益なものとなり、マネタイズにつなげられます。

        4.商品の単価が高い

        単価が高い商品を販売している企業のオウンドメディアもマネタイズに向いていると言えます。

        単価が高い商品は検討に時間をかける人が多いです。

        そのため「コンテンツでユーザーの目に触れる機会を増やす→商品の良さを知るきっかけ作り→マネタイズ」といった流れを作り、ユーザーが納得感のある状態で購入できるようにします。

        クレームやミスマッチを防ぐことにもつながるので、ぜひ挑戦してみてください。

        オウンドメディアでマネタイズするために必要な準備

        オウンドメディアで以下の3つの準備をしておくことでスムーズにマネタイズを進められます

        「オウンドメディアでマネタイズを始めたい」と考えている人は、ぜひ取り組んでみてください。

        1.コンテンツを充実させる

        まずは、コンテンツを充実させましょう。

        マネタイズ目的でオウンドメディアを開設したとしても、メディア内にコンテンツが少ないと意味を成しません。

        コラムやブログであれば5〜10記事、メールマガジンであれば7通くらいが最低の目安になるでしょう。

        その後は、最初のコンテンツを出してみて得られたユーザーの反応を見ながら需要の多い部分を探り、コンテンツの数を増やしていきます。

        そして、「この記事を読んだ人には〇〇という記事もおすすめです!」や「もっと詳しく知りたい人はこちらを読みましょう!」のような文言を添えて、コンテンツ同士をつなげて回遊率を上げていきましょう。

        2.アクセスを増やす

        コンテンツが充実していても、オウンドメディアにアクセスが集まらなければマネタイズできません。

        商品や在庫をたくさん抱えていても、顧客が訪れてくれなければ売り上げにはなりませんよね。

        SNSで告知をしたり、メルマガなどで得た顧客情報を基にDMやメルマガを送ったりと、持っている宣伝方法はすべて使って、コンテンツの存在を知ってもらう努力をしましょう。

        3.さりげない販売促進

        先ほど、マネタイズの色が強く出すぎるとマイナスに働くことがあると説明しました。

        そのため、ユーザーが納得した、もしくは気づかない状態でのマネタイズが求められています。

        • ユーザーが思わずクリックしてしまうデザイン
        • 悩みが解決された状態での商品訴求

        といったような形での販売促進ができるように、画像やURLなどを仕込んでおきましょう。

        マネタイズに失敗する3つの原因

        ここまでオウンドメディアでマネタイズする方法や必要な準備などを解説しました。

        しかし、以下の3つのことを知っておかないと、上記で得た知識がすべて無駄になってしまうかもしれません。

        こちらでは、オウンドメディアでのマネタイズが失敗してしまう原因となるものを紹介していきます。

        結果が出る前にやめてしまう

        マネタイズ失敗の原因となるものの多くが、この「結果が出る前にオウンドメディア運用をやめてしまう」です。

        オウンドメディアのマネタイズは長期戦であり、1週間〜1ヶ月といった短期間での結果を求めるものではありません。

        少なくとも半年程度で結果を見る必要があり、その期間を経てやっとアクセス数や成約率などの数字を使っての分析ができるので、その点を理解しておきましょう。

        運用方法を間違えている、もしくは需要がないといった結論を出すのはそれからでも遅くありません。

        メディア運営の知識がない

        上記の「結果が出る前にやめてしまう」にもつながるのですが「メディア運営の知識がない」というのも原因になりえます。

        メディア運営に関する正しい知識を持っていないと、ただなんとなくコンテンツを作り続けるだけになり、結果が出る運営ができません。

        例えば、競合の勢力が強すぎて勝てそうにないジャンルで戦い続けてしまったり、コンテンツの中身は有益なのに構成やデザインが悪すぎて検索に引っかからなかったり、といったことが起こります。

        時間を浪費するばかりか、人材を無駄に使ってしまっていることにもつながりかねないので、運営について詳しい知識を持った社内の人材をチームに入れるか、正しい知識を持った外部の会社や個人に依頼をするようにしましょう。

        色々と手を出しすぎてしまう

        「オウンドメディア単体に注力せずに、いろいろな他媒体を並行して運用している」といったことも失敗の原因になっている可能性があります。

        SNSなどによるコンテンツの横展開は重要です。

        しかし、横展開はコンテンツの数と質が担保されていることが前提条件となります。

        「Twitterの運用と並行してメディア運営を行うのが良い」や「Instagramが伸びているから始めた方が良い」といった情報を見て「あれもこれもやらないと……」となる気持ちは分かります。

        ですが、まずはオウンドメディア内にあるコンテンツのクオリティーとボリュームを充実させることを第一に考えましょう。

        (運用するチームメンバーの数によっては、SNS班・動画コンテンツ班といったように分けることもできるので、その場合は複数の媒体に展開していっても問題ありません。)

        マネタイズが成功しているオウンドメディア事例5選

        こちらでは、実際にマネタイズに成功しているオウンドメディアの事例を5つ紹介します。

        他の企業がどのようなマネタイズ方法を使っているのかを確認しながら参考にしていきましょう。

        ビギナーズ

        ビギナーズ」は、株式会社マーケットエンタープライズが運営するオウンドメディアです。

        主な目的は『リユース品の販売サイト「ReRe」への集客→マネタイズ』であり、趣味探しをする人々を対象にスポーツや音楽などのジャンルにまつわるコンテンツ作成をし、必要なグッズを販売するという流れになっています。

        一方で、エンタメジャンルでは有料動画配信サイトのアフィリエイトを行うなど、直接的なマネタイズもしています。

        LIGブログ

        LIGブログ」は、Web制作やコワーキングスペース運営など、多方面に事業を展開する株式会社LIGが運営するオウンドメディアです。

        自社の事業で得られたWeb制作やマーケティングに関する知見をもとにコンテンツを作成し、メインのWeb制作事業に集客しています。

        それに加えて、サイドバーを使っての他社広告の掲載や自社が展開するサービスの紹介などでのマネタイズも行っています。

        北欧、暮らしの道具店

        北欧、暮らしの道具店」は、株式会社クラシコムが運営するオウンドメディアです。

        ECサイトとコラムサイトが融合したようなメディアになっていて、「スタッフによる商品を使用した感想」や「クリエイターに生活の知恵を聞く」といったスタイルのコラムを掲載し、商品の購入や公式アプリのダウンロードにつなげています。

        今持っているサイトでのマネタイズを計画している人には参考になるでしょう。

        ワタシプラス

        ワタシプラス」は、株式会社資生堂が運営するオウンドメディアです。

        自社の強みであるメイクやスキンケアに関するコンテンツを掲載し、女性がキレイになるための知識をユーザーに提供しています。

        メディア内には、オンラインショップや実店舗、商品カタログがあり、マネタイズする手段として用意されているので、自社サイトにオンラインショップなどを導入する予定がある人は参考にすると良いでしょう。

        留学タイムズ

        留学タイムズ」は、留学を支援する株式会社国際教育センターが運営するオウンドメディアです。

        さまざまな留学に関するコンテンツを載せているのはもちろん、実際に留学した人の体験談もあって、独自性がしっかりとあります。

        マネタイズ方法としては、『同社運営の「スマ留」への送客→成約』というものがメインになっています。

        コンテンツの充実がそのままマネタイズへとつながる例として参考にしましょう。

        まとめ

        本記事では、オウンドメディアのマネタイズについて解説しました。

        マネタイズと一言で言っても、運営するオウンドメディアによって方法やジャンルが異なります。

        その方向性を間違えていたら、費やした努力は無駄になってしまうかもしれません。

        本来の目的を第一に考えながら、自社のオウンドメディアに合ったマネタイズ方法を探っていきましょう。

        この記事の監修者

        倉永豊光

        株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

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