オウンドメディア

オウンドメディアのコンテンツの作り方!各メディアごとに分けて紹介

SHARE

オウンドメディアのコンテンツは、メディア内のSEOコンテンツが代表例として挙げられがちですが、コンテンツの種類は多岐にわたります。

本記事では

  • オウンドメディアにおけるコンテンツとは何か
  • オウンドメディアの各コンテンツの制作を始める前に必要な準備
  • オウンドメディアにおける各コンテンツごとの作り方
  • オウンドメディアのコンテンツ制作が終わった後にすべきこと

      について解説しています。

      オウンドメディアのコンテンツ作りを始めたいという人や現在運用しているオウンドメディアでコンテンツ作りに苦労しているという人には参考になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

      「オウンドメディアって何?」という人は、こちらの記事を先に確認しておきましょう。

      オウンドメディアにおけるコンテンツとは?

      オウンドメディアのコンテンツの代表例として挙げられるのは、SEO記事です。

      しかし、それ以外にもオウンドメディアのコンテンツはあります。

      具体的には

      • 動画サイトにアップする動画
      • SNSの投稿
      • メルマガのメール

              などです。

              自社がアカウントを管理しているメディアのコンテンツであれば、オウンドメディアのコンテンツと言えます。

              オウンドメディアの各コンテンツの制作を始める前に必要な準備

              オウンドメディアのコンテンツについて理解できたところで、コンテンツ制作を始める前に必要な準備について知っておきましょう。

              目的の決定

              まずは「オウンドメディアを運用する目的」を決めましょう。

              目的を決めることによって、発信していく際のテーマが明確になり、一本筋の通ったオウンドメディアとなります。

              例としては

              • 別媒体に集客して売上を上げる
              • ユーザーをファン化して今後発売する商品について知ってもらう
              • ユーザーの情報を集めて営業などに活かす

                      などが挙げられるでしょう。

                      運営するジャンルやオウンドメディアの種類によって相性の良し悪しがあるので、その面においても目的の決定は重要です。

                      ペルソナ分析

                      ペルソナとは「オウンドメディアを見てほしい/見てもらえそうなユーザー像」のことです。

                      自社オウンドメディアにおけるテーマや種類によって、ペルソナは異なります。

                      自社オウンドメディアの需要は誰にあり、どのような情報が載っていれば喜ばれるのか、を徹底的に洗い出しましょう。

                      SEOコンテンツの作り方

                      オウンドメディアのコンテンツとして、最も多く使われているのが、SEOコンテンツ(ブログ記事など)です。

                      こちらでは、SEOコンテンツの作り方を手順ごとに解説します。

                      キーワード選定とネタ出し

                      SEOコンテンツを制作する場合、1番初めの作業は「キーワード選定」「ネタ出し」です。

                      検索上位を取りたいメインのキーワードを決め、そこに付随するサジェストキーワードをキーワード検索ツールを使って探しましょう。

                      代表的なもので言うと、「ラッコキーワード」や「Ubersuggest」などが挙げられます。

                      例えば、メインキーワードを「海外サッカー」とした時、サジェストキーワードとして「移籍」や「ニュース」「日本人」などが出てきます。

                      出てきたサジェストキーワードに対して、自社が持つ独自のノウハウは何かネタ出しをし、キーワードとネタをセットにしたリストを作っておきましょう。

                      検索意図の予測

                      キーワードが決まったら、その検索をするユーザーの考えを予測しましょう。

                      例えば、先ほどの「海外サッカー」という検索ワードであれば、サジェストキーワードに「移籍」や「ニュース」があったので、ユーザーの考えは「海外のサッカー選手がどのチームに移籍するのか知りたい」や「海外サッカーに関するニュースが知りたい」といったものだと予想できます。

                      事前に決めておいたペルソナに加えて、検索意図を予測することで、明確なユーザー像が現れ、コンテンツに載せるべき情報が分かるでしょう。

                      構成制作

                      検索意図の予測ができたら、SEOコンテンツの骨組みとなる「構成」を作りましょう。

                      構成制作には、競合となるコンテンツがどのような情報を載せているかを確認した後、自社オウンドメディアに「何の情報を載せて何を載せないか」を決定する作業とユーザーの検索意図から見えた欲しい情報を加える作業が必要です。

                      例えば、ユーザーの検索意図が「海外のサッカー選手の移籍について知りたい」なのに、構成の1番最初の見出しが「海外サッカーにおける移籍とは?」のようなもので始まっていれば、「このコンテンツは欲しい情報をすぐにくれないな」と思われてしまいます。

                      一方で、「移籍情報一覧表」のようなものを1番最初に持ってくれば、ユーザーが欲しい情報を載せているコンテンツにできます。

                      コンテンツ全体のバランスを考えながら、重要な見出しほど前に持ってくることを意識しましょう。

                      原稿の執筆

                      構成が決まったら、いよいよ原稿の執筆に移ります。

                      原稿執筆時に意識することは「結論ファーストで書く」です。

                      結論を先に持ってこないで前置きが長くなってしまうと、ユーザーが離脱してしまいます。

                      例えば、ユーザーの検索意図が「肉じゃがの作り方を知りたい」だったとしましょう。

                      この場合は、肉じゃがを「作るために必要な材料」や「調理手順」を最初に持ってくるべきです。

                      もし

                       ”肉じゃがとは、じゃがいもと人参、牛肉を使った料理です。元々はビーフシチューを再現しようとした際に材料が足りなくなって〜” 

                      のような前置きがあったとしたら、「別のコンテンツを見よう」となるのが、現在のインターネット閲覧傾向です。

                      同時に注意すべきなのが、執筆時に競合コンテンツを参考にしすぎた結果、コピーしたような文章になってしまうことです。

                      あくまで、自社の経験に基づいたコンテンツを執筆しましょう。

                      画像やCTAボタンの制作

                      SEOコンテンツの執筆が完了したら、挿入する画像やCTA(Call To Action:行動を起こさせる)ボタンを作りましょう。

                      画像やCTAボタンは、ユーザーの視線を惹きつけたり、コンテンツのオリジナリティを高めたりする役割を持ちます。

                      文章だけで構成されたコンテンツは、どこか退屈で面白みのないものになってしまいます。

                      注目を集められる、かつ文章の流れをしっかりと汲んだ画像やCTAボタンをコンテンツに組み込みましょう。

                      SNSコンテンツの作り方

                      手軽に始められるオウンドメディアとして、SNSが挙げられます。

                      こちらでは、SNSコンテンツの作り方を手順ごとに解説していきます。

                      潜在顧客の興味を分析

                      事前にペルソナは決まっているため、まずはそのペルソナの興味が「何に向いているのか」を探りましょう。

                      興味を探す際は、キーワードやハッシュタグを検索欄に打ち込んで、「トレンド/人気の投稿」や「最新の投稿」を探す方法が取り組みやすいです。

                      SNSは手軽に発信と閲覧ができるため、ユーザーの興味を引くためには、何度も目に触れる必要があります。

                      「何に興味を持ってもらえればフォローやシェアにつながるのか」を常に考えながら、ユーザーの興味を探し出しましょう。

                      投稿のネタ探し

                      ペルソナの興味が分かったら、自社が投稿できるネタは何なのかを探しましょう。

                      取り組みやすい例でいえば

                      • 季節のイベント×そのイベントに使えるアイテム紹介
                      • 記念日×おすすめスポットまとめ
                      • 癒し×自社のキャラクター

                              といったものがあります。

                              そのほかにも

                              • 自社のトリビア
                              • 豆知識

                              のようなものも、ある程度知名度が出てきた段階では効果的で、ユーザーから他のユーザーへのシェアの輪が広がる可能性があります。

                              投稿の文章や画像を制作

                              ネタが決まったら、言いたいことが伝わる文章や分かりやすくまとまった画像を制作しましょう。

                              SNSでは、短くまとまった文章やパッと一目で伝わる画像が好まれやすいです。

                              祝日や季節のイベントなどはある程度変動しないスケジュールなので、余裕があるうちにコンテンツを制作しておき、日々ユーザーを楽しませることを第一にコンテンツを制作しましょう。

                              動画コンテンツの作り方

                              手順や雰囲気を伝える手段として、動画コンテンツは人気です。

                              こちらでは、動画コンテンツの代表格であるYouTube動画を例に動画コンテンツの作り方を解説します。

                              潜在顧客のニーズを調査

                              動画コンテンツにおいても、潜在的な顧客のニーズを把握することは大切です。

                              そのためには、キーワード検索をし、付随している人気のワードを探しましょう。

                              例えば、「巣鴨」というキーワードで検索すると「ラーメン」「グルメ」「食べ歩き」「ギター」「ランチ」といった付随ワードが出てきます。

                              この検索結果から見ると「巣鴨というキーワードでは、食べ物関連のニーズが高そうだな」といった予測ができます。

                              競合のコンテンツを分析

                              ニーズの調査が終わったら、競合となりそうなアカウントが何を発信しているのかを見ていきましょう。

                              見るべきポイントは

                              • サムネイル(動画の表紙となる画像)
                              • 動画の流れ
                              • 挿入された音楽
                              • 声ありかなしか

                                        などの部分です。

                                        分析し終わったら、自社オウンドメディアで差別化できるポイントは何か探しましょう。

                                        ニーズに沿った動画を制作

                                        分析と差別化できるポイントが見つけ出せたら、視聴者のニーズに沿った動画の制作に移りましょう。

                                        動画制作には、メインとなる撮影だけでなく、事前に台本や構成の作成といった作業があります。

                                        人気のあるコンテンツを参考にして、内容などに独自性を盛り込んでいきましょう。

                                        もし予算に余裕があるのであれば、台本作成〜撮影〜分析までを行ってくれる代行業者を探すのもおすすめです。

                                        メールマガジンコンテンツの作り方

                                        興味がある人に絞ってコンテンツを届けたい場合、メールマガジン(以下、メルマガと省略)をオウンドメディアコンテンツとして活用するのもおすすめです。

                                        こちらでは、メルマガの制作方法を解説していきます。

                                        メールのタイトルを決める

                                        メルマガで1番大切なのが「タイトル」です。

                                        SEOコンテンツと違い、メルマガはタイトル以外が見えません。

                                        例えば、「①季節のご挨拶」と「②〇〇な人以外絶対に見ないでください!」のような2つのタイトルがあった場合、ほとんどの人が②の方をクリックするでしょう。

                                        それだけメルマガにおいてタイトルは重要なポイントです。

                                        ユーザーを惹きつけるようなタイトルを作りましょう。

                                        メール文章の作成

                                        タイトルが決まったら、メールの本文を作りましょう。

                                        メールの本文は

                                        • 改行をうまく使って詰め込みすぎない
                                        • 長すぎず、短すぎず
                                        • 目立たせたい部分は太字や色で装飾
                                        • 画像も上手く使う
                                        • 宣伝を入れすぎない

                                                  といったことに注意しながら、魅力的なものにします。

                                                  配信リストの確認

                                                  メルマガを登録している人の中でも、送るべき人と送らない方がよい人がいます。

                                                  例えば、最終的に商品を購入してもらうことが目的のメルマガを配信していたとしましょう。

                                                  新商品のお知らせメールを「開封してくれている人」と「全く見ていない人」がいた場合、前者の方が目的を達成してくれます。

                                                  全く見ていない人に再度送れば、自社に対して嫌悪感を抱かれてしまう恐れもあり、マイナスプロモーションになりかねません。

                                                  配信リストを作っておき、

                                                  • 送らない方がいい人はリストから削除されているか
                                                  • 送るべき人がリストに入っているか

                                                  を確認しておきましょう。

                                                  コンテンツ制作が終わった後にすべきこと

                                                  各コンテンツの制作が終わったら、下記の手順を踏むことを忘れないようにしてください。

                                                  推敲

                                                  推敲とは、出来上がったコンテンツをより良いものにするために、何度も考え作り直すことです。

                                                  コンテンツが完成したら即公開、といきたいところですが、その前に推敲することが重要です。

                                                  どれだけ自信があるコンテンツであっても、一晩おいてから確認すると、ミスや文章表現に違和感がある部分が出てきます。

                                                  「出来上がった」という達成感のまま公開せず、少し時間を置いてから公開することをおすすめします。

                                                  情報源の確認

                                                  情報源の確認をしておくことも重要です。

                                                  ネット上に広がる情報の中には、時々誤った情報が混じることもあります。

                                                  誤った情報は、炎上や読者の不信感を招く原因となりかねません。

                                                  コンテンツに書かれている情報の元は正しいのか、確認しておきましょう。

                                                  プレビュー画面での確認やテスト配信

                                                  公開する前に、自分自身や自社だけにしか見えないようにテスト配信して中身を確認しておきましょう。

                                                  コンテンツの推敲が完成していたとしても、画像やCTAボタンを追加した完成版で確認するとデザインが崩れていたり、スマホ版で見ると分かりにくかったり、というものが起こりえます。

                                                  ぜひプレビュー画面やテスト配信を使った最後の確認をしてください。

                                                  結果の分析

                                                  公開した後の「結果の分析」も大切です。

                                                  公開してからの結果を分析しなければ、「ユーザーの反応は良かったのか」や「目的は達成されているのか」といったことが分かりません。

                                                  次回以降のコンテンツ制作に情報を活かし、よりユーザーファーストなコンテンツを制作したり、目的を達成したりするために、必ず分析を行いましょう。

                                                  まとめ

                                                  本記事では、オウンドメディアのコンテンツ、主に作り方について解説しました。

                                                  オウンドメディアのコンテンツは、SEOコンテンツが代表例として挙げられがちですが、SNSや動画、メルマガなどのさまざまな種類があり、作り方もそれぞれです。

                                                  選んだオウンドメディアのテーマや得意な運用方法によって相性があるので、試行錯誤しながらコンテンツ制作していきましょう。

                                                  この記事の監修者

                                                  倉永豊光

                                                  株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

                                                  今すぐ問い合わせる

                                                  まずはトモガラに無料相談
                                                  03-5962-0575
                                                  受付時間
                                                  平日10時〜19時

                                                  関連記事

                                                  PAGE TOP