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ウェブ制作会社に繁忙期はある?依頼しやすい時期についても解説

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ウェブ制作のプロジェクトを進めている担当者の中には、「ウェブ制作の繁忙期はいつだろう?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。また、忙しい時期に依頼する際の注意点を知りたい方もいるかもしれません。

この記事では、

  • ウェブ制作の繁忙期
  • 繁忙期が発生する理由
  • 繁忙期に依頼するメリット・デメリット
  • 上手にウェブ制作会社を利用する方法

について解説します。この記事を読むことで、なぜ制作会社への依頼が集中してしまうのか、といった理由が理解できます。また、制作会社への上手な依頼の仕方も分かるでしょう。

制作依頼が繁忙期に被りそうな場合は、この記事をお読みになってから改めて検討してみてください。

ウェブ制作の繁忙期

ウェブ制作の繁忙期は2つあります。ここからは、それぞれの繁忙期について解説します。

基本的には3月がピーク

ウェブ制作の繁忙期は、3月がピークとなっています。ウェブサイトにはコーポレートサイトや採用サイトなど、いくつか種類がありますが、どの場合でも3月が忙しくなりやすいです。

9月に依頼が集中することもある

続いて依頼が集中しやすいのが9月です。9月は決済前の時期に当たるため、制作会社のリソースがひっ迫することもあります。

ウェブ制作に繁忙期が発生する理由

ウェブ制作において、依頼が集中する現象が発生するのは、4つの理由があるからです。

  • 年度内に予算を使い切ろうとするから
  • 4月に向けてリニューアルを行うから
  • 採用活動の準備を始めるから
  • 4月の人事異動に向けてサイトを更新するから

この章では、それぞれの理由について解説していきます。

年度内に予算を使い切ろうとするから

3月に依頼が集中しやすいのは、年度内に予算を使い切ろうするためです。

企業は年度ごとに予算を決めてプロジェクトを進めていきます。予算が余った場合、それを使い切るために「ずっと放置していたウェブ制作に使おう」といった動機で始めることがあるのです。

4月に向けてリニューアルを行うから

4月に向けてリニューアルを行う企業が増えることで、3月が忙しくなることもあります。4月は年度の区切りになるため、3月からスタートしてホームページをリニューアルする企業もあります。

また、予算を使い切るため、これまで先延ばしにしていたホームページのリニューアルを進めようとするきっかけにもなるのです。

採用活動の準備を始めるから

採用活動の準備を始めるため、3月にウェブサイトの制作依頼を行う企業もあります。

業界によっては、4月から求人募集を行うことも珍しくありません。このタイミングで求人サイトを制作することもあり、「どうせなら魅力的なサイトにしたい」と考える採用担当者もいるでしょう。

同じことを考える企業が増えると、その分制作会社も忙しくなります。

4月の人事異動に向けてサイトを更新するから

人事異動に向けてサイトを更新するため、3月に依頼が集中することもあります。4月は新年度になるため、人事異動や新規部署の立ち上げなどで忙しくなります。そこでホームページの更新を進めることがあるのです。

繁忙期に依頼するメリット・デメリット

忙しい時期に依頼すると、メリットやデメリットが発生します。

  • 予算を使い切るなどの目的を果たせる
  • リソースが足りず納期に間に合わないことがある
  • 普段よりも対応が雑になってしまうこともある

基本的にはデメリットの方が多いため、可能であれば忙しい時期を避けて依頼することをおすすめします。

とはいえ、プロジェクトのスケジュールなどによっては、時期をずらせないこともあるかもしれません。そこであらかじめデメリットについて確認しておくことで、プロジェクトの流れを予測することができるでしょう。

ここからは、メリットとデメリットについて解説します。

メリット:予算を使い切るなどの目的を果たせる

結果的に繁忙期に依頼することになったとしても、予算を使い切るなどの目的を果たせるというメリットがあります。

企業によっては、年度末に余った予算を使ってウェブ制作を行うことがあります。ウェブサイトは上手く運用すれば企業の資産にもなるため、有効な施策です。

もし制作が滞ったとしても構わないのであれば、時期をあまり気にしないで制作を依頼してもいいでしょう。

デメリット:リソースが足りず納期に間に合わないことがある

制作会社が忙しい時期に依頼すると、リソースが足りず納期に間に合わないことがあります。

制作会社によっては、社員で制作を行っていることがあります。依頼が集中してしまうとそれだけリソースが必要になり、ひっ迫してしまうのです。状況によっては外部のデザイナーやプログラマーに依頼することもありますが、人材を探したり、準備を整えたり、するのに時間がかかります。

こうした背景から、繫忙期に依頼するとウェブサイトの納品が遅れてしまうこともあるのです。もしリリース日が決まっていたり、大々的に告知していたりすると、プロジェクトにも大きな影響を与えてしまうでしょう。

リリースが遅れられない場合は、繫忙期を避けて依頼することをおすすめします。

デメリット:普段よりも対応が雑になってしまうこともある

繁忙期とバッティングしてしまうと、普段よりも対応が雑になってしまうこともあるでしょう。

依頼が増えるほどやり取りをする企業が増えるため、接客がそっけなく感じることもあるかもしれません。また、場合によってはメールの返信が遅くなることもあるでしょう。

さらに、リソースがひっ迫していると制作に影響が出てしまうこともあります。誤字脱字があったり、依頼内容と齟齬があったりすることも考えられます。

本来であればこうしたミスはあってはならないものではありますが、制作者も人です。忙しくなるとミスが増えてしまうので、繁忙期に依頼するメリットはあまりないと考えられます。

上手にウェブ制作会社を利用する方法

ここまで繫忙期に依頼するメリットやデメリットについて解説しました。では、どのようにウェブ制作を依頼すればいいのでしょうか。

上手にウェブ制作会社を利用する方法は4つあります。

  • 繁忙期を避けて依頼する
  • 1ヵ月前から準備しておく
  • スケジュール感を前もって伝えておく
  • 納期に間に合うか確認する

これらの方法を活用することで、理想的なウェブサイトを制作できるでしょう。ここからは、それぞれの方法について解説します。

繁忙期を避けて依頼する

ウェブ制作を成功させる一番のポイントは、繁忙期を避けて依頼することです。

忙しい時期に依頼してしまうと、どうしても対応が雑になってしまいます。依頼内容に抜け漏れがあったり、誤字脱字などのミスが発生したりします。すると公開前に慌てて修正が走ったり、公開に間に合わなかったりするでしょう。

3月や9月の依頼を避けることで、丁寧に制作を進めてもらえるようになります。また、自社の繁忙期も避けて依頼することで、担当者にとっても余裕をもって取り組めるようになるでしょう。担当者自身の確認の精度も上がるので、ミスなどを見つけやすくなります。

ホームページ制作やリニューアルの際は、スケジュールに余裕のある時期に行うことをおすすめします。

1ヵ月前から準備しておく

ウェブ制作を依頼する際は、1ヵ月前から準備しておきましょう。

これまで制作会社に依頼したことがない方にとっては、「制作会社が全部何とかしてくれる」と思ってしまうかもしれません。しかし、ウェブ制作会社はあくまでウェブのプロであって、依頼した企業の業界や商品・サービスについては知らないことも多いのです。また企業によって課題やニーズはさまざまなので、要望を伝えるためにも、事前準備が必要になります。

そこで制作会社に依頼する際は、以下のように準備を行いましょう。

  • ウェブ制作・リニューアルを行う目的を決める
  • 市場を調査する
  • ターゲットを整理する
  • 自社の商品・サービスの強みを明確にする
  • 課題やウェブに対するニーズを明らかにする

はじめに、ウェブ制作・リニューアルを行う目的を考えておきましょう。「企業の認知拡大」や「ブランディング」などといった目的が決まっていないと、コンテンツの方向が決まりません。

効果的なホームページにするためにも、市場調査は大切です。競合について調べることで、自社の強みと弱みが分かります。弱みは可能であればホームページで補い、強みはさらに利用していくと、パフォーマンスが向上します。

市場調査をもとに、ホームページのターゲットを整理します。ターゲットが決まったら、ユーザーの悩みやニーズを調べましょう。

また自社の商品・サービスの強みを明らかにすることも重要です。競合他社と差別化を図るためにも、打ち出していく必要があるでしょう。

自社の課題やホームページに何を求めているのか、整理しましょう。こうした情報をまとめて制作会社に伝えることで、汲み取って戦略を立ててくれます。例えば「集客力が足りない」という課題があるなら、ホームページを用いた集客方法を提案してくれるでしょう。

これらの準備をしたうえで、制作会社に依頼すると、スムーズに進められます。制作会社はウェブのプロとして上記の内容を反映したり、アドバイスしてくれたりします。

スケジュール感を前もって伝えておく

制作を依頼する際は、あらかじめスケジュール感を伝えておきましょう。特にリリース日が決まっている場合は、必ず共有する必要があります。公開している場合はずらせないので、必ず間に合うよう、余裕をもってスケジュールを組んでもらいましょう。

反対に、特に急いでいない場合はそのことを伝えましょう。ただリリース日が決まっていないのも進めにくいので、2~3ヵ月を目安に考えてみてください。

納期に間に合うか確認する

制作会社には、納期に間に合うか確認しておきましょう。その際、以下のようなポイントについて確認すると分かりやすいです。

  • 社内のリソースに余裕があるのか
  • デザイナーやコーダーは社内の人なのか
  • 外部の人材を探すのにどれくらいかかるのか

こうした情報を収集することで、納期に間に合うかが分かります。すこし無理がありそうな場合は、他の制作会社に相談してみるといいかもしれません。

まとめ

この記事では、ウェブ制作の繁忙期について解説していきました。ウェブ制作の繁忙期は、年度末にあたる3月が多いです。この時期は予算を使い切ろうとしたり、新年度となる4月に向けてリニューアルや採用サイトの解説を行ったりする企業が多くなります。

忙しい時期にウェブ制作を依頼すると、納期が遅くなったり、対応が雑になったりすることがあります。そのため、基本的には繁忙期に依頼することはおすすめしません。

ウェブ制作を上手に依頼するには、依頼が集中しやすい時期を避けて依頼することです。それにより、制作会社にも余裕ができるため、クオリティを担保できます。

また、スケジュール感を前もって伝えておいたり、納期に間に合うか確認したりすることで、プロジェクトを円滑に進められるようになります。

年度末にウェブ制作の依頼を考えている担当者の方は、「本当に年度末でいいのか」を見つめ直し、スケジュールを立ててみてください。

この記事の監修者

倉永豊光

株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

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