WEBデザイン コーポレートサイト WEB制作

【2023年】企業サイトのトレンドとは?好まれるデザインとコンテンツは何?

SHARE

「自社メディアを運営しているけど、どのようなデザインがトレンドなの?」「自社で運営しているサイトを、今後どのように変化させるのかわからない」などというご相談をいただくことがよくあります。

企業サイトでは、目的を明確にした上で、ユーザーを惹きつける見せ方が必要になります。そのためには、デザインのトレンドに合わせて企業サイトも少しずつ変化させていかなければなりません。

そこで今回は、魅力的な企業サイトを制作するために、ヘッダーデザインやウェブデザインのトレンドについて詳しくご紹介していきます。

2023年のウェブデザインのポイント

2023年以降、ウェブデザインはどのように変化していくのでしょうか。今後のデザインのトレンドのポイントについて解説します。

強い印象を与えるヘッダー

ウェブサイトのヘッダーは、左側にロゴ、右側にナビゲーションを配置するというデザインが一般的でした。しかしながら、コンテンツのボリュームが増えていること、表示速度が向上していることなどから、従来のヘッダーデザインに少し変化を加えることで、ユーザーがより素早く目的のコンテンツにたどり着けるようになります。

サイトの目的に合わせて、ユーザーにとって魅力的なヘッダーとなるように、そのバランスを調整し、視覚的に飽きさせないデザインを見つけましょう。

モバイルファーストな設計

今後はパソコンではなく、モバイルからのアクセスが主流となるため、モバイルを意識したデザインは必須となるでしょう。またWebサイトはレスポンシブではなくアダプティブとなり、デバイスごとに最適化されたデザイン設計が必要となります。モバイル向けのメニュー、親指による操作を意識したレイアウト、キー入力ではなく音声入力などをウェブデザインへ反映しなくてはなりません。

進化する技術でユーザーを惹きつける仕掛け

ウェブサイトを魅力的にする要素として、動画、オリジナルイラスト、アニメーションカーソル、グラフ、チャットボットなどがあります。ユーザーを惹きつける工夫や仕掛けを取り入れることで、インタラクティブなウェブサイトを目指すことができます。ウェブテクノロジーは日々進化していきますので、最新のトレンドに注目しながら、企業サイトで活用できないかを検討していきましょう。

ヘッダーデザインの5つのトレンドをご紹介

Webサイトのヘッダーはどのように変化していくのでしょうか。今後はWebサイトの外観をさらに細かく調整できるようになるため、ヘッダーメニューも大きく変わることになります。代表的な5つのヘッダーデザインのトレンドをおさえておきましょう。

マルチレベルのヘッダー

従来のヘッダーにはロゴとメニューのみを配置することが多かったです。今後はさらにヘッダー用にレイアウトを設け、セクションを増やすことで、ユーザーが必要な情報をさらに表示できるようになります。具体的には通常のメニューに加え、予約ボタン、検索バー、通知などです。グループ会社や他ブランドへのリンクをヘッダー上で表示させることも有効な手段でしょう。

ボリュームのあるメニュー

従来は、ヘッダーは最小限のナビゲーションメニューにとどめ、残りのメニューをフッターで表示しておりました。しかしながら、ページ自体のボリュームが増え、長くなる傾向にあるため、フッターに辿りつくまでに時間がかかります。そこで、ヘッダーでメニューをある程度グループ分けして表示します。そして、ナビゲーションで制御しながらも、全メニューが表示できる、メニュー数の豊富なヘッダーが今後は主流となるでしょう。ただし、ユーザーがクリックしやすいように、メニューの階層は2〜3レベル程度にとどめる方がよいです。

上部ではなく左揃えのヘッダー

ユーザーの視線は左上に集まりやすいため、ロゴやヘッダーは水平に配置してきました。ロゴをクリックすると、ホームに戻るという感覚は一般的でしょう。ところが、ロゴを左上で固定していれば、メニューを左側に垂直に固定してもユーザーはメニューを90度回転して見るため、ヘッダーとして認識します。このレイアウトはコンテンツボリュームの少ない小規模なWebサイトに向いているでしょう。ユーザーは常に左側にメニューが表示されていれば、たとえページが長くなっても、上部へ戻らなくてよいため、スクロールは不要になります。ただし、このレイアウトはレスポンシブ向きではないため、スマートフォン用にはハンガーバーメニューを設置して対応しましょう。

ミニマムなコンテンツのヘッダー

最初からヘッダーでメニューを全て表示するのではなく、ハンバーガーメニューを配置し、その中でナビゲーションメニューを展開します。最近は、スマートフォンでブラウジングする機会が多く、ハンバーガーメニューにも慣れています。そのため、ヘッダー要素として、左上のロゴと右側のハンバーガーメニューだけを表示することで、画面を広く使えるようになります。コンテンツ数が多いサイトでは、ユーザーはコンテンツを探しにくくなるので、メニューにナビゲーションは使わず、全画面にコンテンツをポップアップで表示することで、ユーザーは迷いにくくなります。

背景が透明なヘッダー

Webサイトのヘッダーは独自のセクションで境界線がはっきりしており、サイトによっては、コンテンツと馴染まないことがあります。そこで、ヘッダーの背景を透明にすれば、コンテンツにヘッダーが溶け込み、Webサイトに開放感が生まれます。

ウェブデザインの12個のトレンドについてご紹介

ウェブデザインのトレンドは日々変化しています。全体的にはUXに気をつけながら、デザイン設計をしていきましょう。またトレンドをおさえるためには、企業サイトの目的を理解した上で、動画、イラスト、アニメーション、グラフといったユーザーの滞在時間を伸ばす工夫を少しずつ取り入れてみてください。ここでウェブデザインの12個のトレンドについてご紹介します。この中にすでに企業サイトで採用されているものはあるでしょうか。

パララックスデザイン

Webページを動的に見せるためのテクニックです。画像、動画などの上にテキストを配置し、ユーザーがスクロールすることで、テキストの後ろに奥行きがあるように見えます。動的なコンテンツのおかげで、Webページが魅力的になります。

ウェブサイトの高速な読み込み

ウェブサイトは、リンクをクリックしてページがブラウザに読み込まれ、2秒以内に表示されなければ、ユーザーは表示が遅いと感じて離脱してしまいます。そして、高速に読み込まれるWebデザインはSEO的にも評価されるため、UXとSEOの観点においては、ページの表示時間は重要な項目となります。

アニメーションカーソル

WebサイトでUXを向上させる方法の1つとして、アニメーションカーソルがあげられます。訪問したユーザーはカーソルが違うので、操作するのが楽しくなります。カーソル形状の変更、カーソルによるアニメーション、スクロール、クリック動作など、ユーザーを飽きさせない工夫を取り入れてみましょう。

非対称レイアウト

新しいレイアウトを試行錯誤していくうちに、従来のグリッドデザインから外れていくようになり、より非対称なレイアウトとなるでしょう。その中でオリジナルなイラストやフォントを使用することで、Webサイトはさらに目立つようになります。また、ユーザーが直感的に操作しやすいナビゲーションは好まれるでしょう。

レスポンシブでアダプティブなデザイン

レスポンシブデザインは必須条件であり、今後はアダプティブデザインが主流となるでしょう。Webサイトはデバイスや画面サイズに適したデザインが求められ、特にモバイル向けのデザインが主流となります。そのため、モバイルユーザーを意識した、親指操作でのナビゲーション設計、スケーラブルなデザイン設計が重要となります。

アクセシビリティ

ユーザーはタイピングだけではなく、音声やVRなど入出力方法が多様化しています。そのため、それぞれのインタフェースに合ったWebデザイン設計が必要です。スマートスピーカーの浸透、音声認識アルゴリズムの向上もあり、今後ますますUXやアクセシビリティに配慮することになるでしょう。

チャットボット

チャットボットはますます普及し、企業サイトに取り入れられるようになります。チャットボットを導入することで、運用コストを30%も削減できます。また、機械学習が進化し、人間の会話も学習していくため、企業とユーザーとのやり取りの85%はチャットボットで処理できるようになります。

ダークモード

ダークモードは数年前から流行していますが、夜間でも読みやすいWebデザインとして好まれています。長時間画面を見る機会が増えているため、目にも優しいデザインといえるでしょう。大胆な色を取り入れたり、余白をうまく活用するデザインが増えている中で、ダークモードは特定の要素を際立たせることもできます。ブランドを強調したり、行動を促したい場合に有効なデザインとなるでしょう。

ホワイトスペース

画面上に多くの情報を詰め込むのではなく、ホワイトスペースを利用することで、コンテンツに余裕が生まれます。ユーザーにとってはコンテンツが際立ち、読みやすくなり、リラックスしやすいデザインとなるでしょう。ホワイトスペースは白である必要はなく、要素内を空にするという意味でネガティブスペースとも呼ばれます。

グラデーション

背景やフォントにグラデーションを使用することで、Webサイトに奥行きが生まれ、ユーザーの興味を引くことができます。ウェブサイトの目的に合わせてカラーを選ぶことで、ユーザーの感情に訴えかけ、行動を促すこともできます。

スマートビデオ

従来はウェブサイトに動画が含まれることで、読み込みに時間がかかり、ユーザーの滞在時間に影響が出ていました。しかしながら、動画を取り入れることで、エンゲージメントは向上します。目的のある動画をWebサイトに取り入れることで、製品やサービスの購入に繋げることができるのです。動画は効果的なマーケティングツールとなります。

データの可視化

データをユーザーに正しく理解してもらうことは大変です。データをチャートやグラフを用いて可視化することで、ユーザーを引きつけ、正しくメッセージを伝えることができます。インタラクティブなデータの可視化により、Webサイトへユーザーを引き込み、滞在時間をさらに伸ばすことができるでしょう。

まとめ

本記事では2023年のWebサイトデザインのトレンドについて解説しました。

企業サイトを制作する上で、サイトの目的を整理して、ウェブデザインを設計してみましょう。

ヘッダーやコンテンツのデザインでは、トレンドを全ておさえようとするのではなく、デザインの要素を部分的に取り入れながら、ウェブサイトを少しずつブラッシュアップしていきましょう。そしてサイトがリリースされてからも、ユーザーの反応を分析しながら、ユーザーが満足する理想のサイトに近づけていきます。

また、Webサイトを運用しているけど、アクセス数が増えずに困っていると感じたら、サイトリニューアルを検討するタイミングかもしれません。ユーザーにとって分かりにくいWebサイトでは、ユーザーの離脱を促し、効果的な成果が見込めません。

デザインのトレンドを意識した企業サイトを制作するには、幅広い知識や技術力が必要です。トモガラには、豊富な知識と実績を持つWebディレクターを筆頭に、ライターやデザイナーが在籍しています。納品後に後悔しないためにも、信頼できるWeb制作会社に発注しましょう。

「希望は叶えてくれるけど制作費が高すぎる見積もり」や「制作費はとても安いけれど希望通りの成果物が期待できないWeb制作会社」に出会ったときは、ぜひ一度トモガラにご相談を。

この記事の監修者

倉永豊光

株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

今すぐ問い合わせる

まずはトモガラに無料相談
03-5962-0575
受付時間
平日10時〜19時

関連記事

PAGE TOP