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メディアコラムの目的とは?潜在顧客を増やすための書き方とコツを紹介!

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「自社メディアを運営しているけど、どのようなコンテンツを増やせばよいのかわからない」「自社で運営しているサイトで、うまく集客できていない」などというご相談いただくことがよくあります。自社メディアでファンを獲得する、潜在顧客にアプローチするためのコンテンツの一つに、コラム記事があります。

そこで今回は、企業メディアのコラムサイトの目的、そしてコラムのメリットや書き方のコツについて、詳しくご紹介していきます。

コラムとは

Webメディアには、ブログ、エッセイ、コラムといった様々なコンテンツが存在します。各コンテンツの違いとコラム記事の特徴について解説します。

コラムの特徴

コラムとは、新聞や雑誌に掲載されている、短めの評論文や囲み記事のことを指しています。Webメディアでのコラムとは、あるテーマにそって、ライターが根拠に基づき、自身の意見を述べている記事になります。コラムは、ニュースやブログ記事とは異なり、ただ客観的な事実がまとめられているのではなく、記事の中でライターの論理的な考えが展開されます。

ブログとは

ブログはライターの意見や感想を自由に伝える記事であり、コラムとは異なります。コラムは事実に基づいた客観的な意見を主張するのに対し、ブログはあくまでも個人的で主観的な文章にすぎません。

エッセイとは

コラムが評論文なのに対し、エッセイは自由に記述された散文です。ライターが日々の出来事に対して、感想や思想を自由にまとめた文章で文学とも言えるでしょう。コラムはあるテーマに沿っての主張であり、読者に読んでもらうことを前提とした、文章の構成になっています。

コラムを書くメリット

コラムを書くメリットについて整理します。コラム記事を書けば、すぐに見込み客が見つかるわけではありません。コラムを通じて、読者に寄り添い、会社のことを理解してもらいながら、じっくりと潜在顧客やファンを増やしていくのです。

会社の考え方を理解してもらう

自社メディアには、会社・サービス概要は掲載していると思いますが、これだけでは読者にはなかなかどのような会社なのかが伝わりづらいです。読者の悩みを解決したり、共感したりできるコラムを通じて、徐々に会社の考え方を理解してもらえます。同じテーマにおいて、その会社の理念に共感できるのか、共感できないのかをコラム記事から判断することができます。

きっかけを作る・関係性を作る

自社のリリース情報やサービス情報をただサイト上で流しても潜在顧客は見つかりません。定期的にコラムを配信することで、クライアントの目に止まり、コラム経由で自社サービスや商品へと繋げることができるかもしれません。コラムはあくまでもクライアントと良好な関係を築き、会社について深く理解してもらうきっかけを作るための手段なのです。

クライアントの悩みを解決する

読者の悩みを、コラム記事を通して解決できれば、一気にファン化させることができます。自社サービスと関連したキーワードをおさえ、SEOを意識したコラム記事を定期的に配信できれば、自社メディアへのアクセス数を増やすことができます。

潜在顧客やファンを作る

定期的にコラムを配信することで、読者に寄り添うことができれば、長期的な視点で潜在顧客を発掘し、ファン化させる可能性は高くなります。自社サービスや商品を直接紹介するのではなく、コラムに一度誘導してから、将来的にクライアント候補となる、仕事に繋げることを意識しましょう。

コラムの書き方

いきなりコラム記事を書こうとしても、慣れていなければ執筆するのは大変です。ここでコラム記事を書く手順についてご紹介します。手順に沿ってコラム記事を書いてみましょう。

ターゲットを決める

まずは読者のターゲットを決めましょう。そのターゲットを満足させるようにテーマやキーワードを選んでいきます。万人受けする記事を書いても、誰の目にも止まらずに読んでもらえません。年齢、性別、ジャンルといった読者の属性を定め、ターゲットを絞るようにしましょう。

キーワードを決める

検索エンジンから、自社メディアに誘導するためには、SEO(Search Engine Optimization)を意識してください。あらかじめキーワードを設定し、アクセス数を集めることが重要です。特にメディアを立ち上げたばかりであれば、キーワードは1つではなく、2〜3つ以上の方が、検索ページで上位表示を狙いやすいです。キーワードをおさえ、読者の悩みを解決できるコラム記事を書いてください。

見出しとタイトルを決める

検索ページでメディアが表示された際に、読者がまず見るのはコラム記事のタイトルです。そのため、タイトルは読者の目を惹く、魅力的な内容でなければなりません。また、コラム記事を訪れた読者は、自身の悩みを解決してくれるかどうかを見出しで判断します。見出しを見ればどのような記事なのか分かるように設定しましょう。

本文を書く

記事のタイトルや構成が決まったら、本文を作ります。ブログやエッセイとは異なりますので、読者が短時間で悩みを解決できるような文章でなければなりません。そのためには、以下で紹介する文章の型に合わせて、簡潔にわかりやすい文章を作りましょう。

コラムの構成

コラム記事の文章構成にはいくつかの型があります。まずはこの文章の型を意識することで、コラム記事が書きやすくなります。

起承転結

起承転結とは、4つの構成からなる文章の型です。

導入から始まり、テーマについて説明し、視点を変えてさらに詳しく説明し、結論で締めます。起承転結はコラム以外でもよく使われる型で馴染みがあり、書きやすいでしょう。

途中で視点を変えることで、読者は最後まで飽きることなく文章を読むことができるのです。

・起

文章の目的やテーマを提示します。

・承

目的やテーマの詳細について説明します。

・転

テーマについて一度視点を変え、読者をひきつけます。

・結

最後に考え方や意見をまとめます。

序破急

序破急は起承転結よりもさらにシンプルな三段構成となっています。

そのため、文章をより簡潔に、分かりやすく伝えることができます。

起承転結の転のないパターンと覚えておきましょう。

・序

文章の目的やテーマを提示します。

・破

目的やテーマの詳細について説明します。

・急

最後に考え方や意見をまとめます。

PREP法

PREP法とは(Point、Reason、Example、Point)とは初心者が取り入れやすい型の1つで、下記の4つの要素で構成されています。この型を知らずに自然にライティングで使っていることもあります。

最初と最後に結論を書くことで、分かりにくい内容も論理的に整理され、読者は読みやすくなります。PREP法はとても書きやすく、文字数が最小限に抑えられるため、積極的に取り入れてみましょう。

・Point(要点)

1番最初に最も重要となる結論や主張を明確にします。

・Reason(理由)

続いて、結論の理由を整理します。

・Example(具体例)

さらに踏み込んで、その結論の具体例を明示します。

具体例があると、読者は想像しやすくなり、理解しやすいです。

具体例はその理由に対して1つではなく、複数並べることもあります。

・Point(要点)

理由、具体例を経て、最後にまた結論を記載することで、さらに定着できます。

コラムを読んでもらうためのコツ

コラムを最後まで読者に読んでもらうためのコツを4つご紹介します。

ペルソナの設定

ターゲットとも似ていますが、コラムの対象となる読者の人物像をさらに細かく設定してください。具体化する項目としては、年齢や性別はもちろんですが、住んでいる場所、家族の構成、年収、職業などです。ペルソナを明確にすることで、文章に迷いがなくなり、記事の内容をより濃いものにできます。結果的に読者の満足度を高め、ファン化させることに繋がるのです。

リード文を意識する

読者がメディアを訪れ、コラムを読む際にまず目にするのがリード文です。読者はこのリード文を見てから、そのまま本文を読み進めるのか、それとも離脱してしまうのかを決めます。そのため、いかにリード文で読者を惹きつけ、コラム記事の概要を正確に伝えなければなりません。概要はなるべく簡潔にまとめ、読者が短時間で記事の趣旨を理解できるようにしましょう。

オリジナル性を出す

キーワードで何か検索してもらえれば分かると思いますが、コラム記事を書いたとしても、既に同じ内容のサイトは溢れています。その中で自身の体験を織り交ぜたり、サービスや商品と絡めたりして、他サイトとの差別化を図らなければなりません。そのために、事前に競合サイトをチェックしたり、キーワード検索で他サイトをリサーチしたり、少しでもオリジナル性のあるコラム記事となるようにしてください。

読者に共感してもらいファンを増やす

読者に寄り添った視点や考え方で記事が書けると、より共感してもらいやすくなります。そのためには、キャラクター設定、フォント装飾、画像挿入など、文字だけでなく、最後まで読みやすい工夫も必要です。コラム記事が、読者の悩みを一度に解決できる内容であれば、メディアのファンはさらに増えていきます。そして、コラム経由でファンになった読者は、最終的に自社サービス・商品の購入に繋がる可能性が高くなります。

コラムを書く上での注意点

コラム記事を書く上での注意点について整理します。

論理的な文章を書く

コラムはあくまでも客観的な視点で書く必要があります。そして、ただの意見や感想ではなく、事実に基づいたリサーチ結果やデータなどが提示できると、より読者に対して説得力が増します。一度文章を書いたら、事実に沿った正確な内容となっているかを何度も読み返して、さらに読者にとって読みやすくなるように推敲していきましょう

リサーチする、事実に基づく

コラムを書くにあたり、徹底的なリサーチが必要です。大手メディアや書籍などで正確な情報をもとに、話を展開する必要があります。主観的な内容となっていたり、矛盾のある文章であれば、読者は離脱してしまいます。丁寧で正確な文章を意識しましょう。

意見を主張する

事実だけを淡々と記載しても、コラムにはなりません。テーマに沿ったライターの考えや意見を主張しましょう。そして、主張するにあたり、リサーチした結果や確かな根拠をもとに文章を組み立ててください。

まとめ

本記事ではコラムの目的、メリット、書き方のポイントついて解説しました。

コラム記事を執筆する際は、起承転結、序破急、PREP法といった文章の型を意識して、読者にとって簡潔で分かりやすい記事にしましょう。ある程度執筆の量を増やしていくと、コラム記事を書くのに慣れていき、読者目線の読みやすい文章が書けるはずです。とにかく練習してみてください。

また、Webサイトを運用しているけど、アクセス数が増えずに困っていると感じたら、サイトリニューアルを検討するタイミングかもしれません。ユーザーにとって分かりにくいWebサイトでは、ユーザーの離脱を促し、効果的な成果が見込めません。

効果的なコラムサイトを制作するには、幅広い知識や技術力が必要です。トモガラには、豊富な知識と実績を持つWebディレクターを筆頭に、ライターやデザイナーが在籍しています。納品後に後悔しないためにも、信頼できるWeb制作会社に発注しましょう。

「希望は叶えてくれるけど制作費が高すぎる見積もり」や「制作費はとても安いけれど希望通りの成果物が期待できないWeb制作会社」に出会ったときは、ぜひ一度トモガラにご相談を。 

この記事の監修者

倉永豊光

株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

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