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ホームページ制作でトラブル発生!対処法や予防について事例を交えて解説

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「ホームページ制作で失敗したくない」

「トラブルの種を減らしたい」

「何か問題が起きたときの対処法が分からない」

など、ホームページ制作を依頼するのが初めての場合は不安を感じることも多いです。実際に、制作会社との間でトラブルが起こる可能性はゼロではありません。そのため、決して安くはない金額が動くホームページの制作で制作会社とのトラブルなどは未然に防ぎたいと考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、ホームページの制作でトラブルが発生した場合の対処方法から、どうすればトラブルを回避できるのか予防方法について事例を交えて紹介します。起こりうるトラブルを事前に知ることで、リスクを軽減できる可能性があるので、トラブルを未然に防ぎたいと考える場合はぜひ参考にしてください。

なぜホームページ制作でトラブルが起きるのか?

ホームページ制作で起こったトラブル事例を紹介する前に、なぜトラブルが起こるのか原因を理解しましょう。トラブルが起きる理由は大きく分けて3つに分けられます。

・Webやホームページ制作に関する知識不足

・制作会社を選ぶ際の選定ミス

・契約書の確認不足

下記で説明する実際に起こりやすいトラブルの事例も、上述のいずれかが引き合いになっている場合が多くあります。

ホームページを制作するには、複雑な工程とプログラミングなどの専門知識が必要です。

制作会社だから簡単に修正や作成ができるという認識でいると、制作会社との間にズレが生じます。最低限のWeb知識をもつことや、ホームページ制作だけでなく契約全般で必要な契約内容の確認は必ず行いましょう。また、制作会社を選ぶ際にはホームページ制作に関する予算や目的、納期などは事前に決めておくことでトラブルを未然に防ぐことが可能です。

ホームページ制作で起こりやすいトラブルの事例

ホームページを作成するうえでトラブルに発展しやすい問題の多くは下記の3点です。

・お金のトラブル

・契約のトラブル

・品質のトラブル

契約前にどんなトラブルが起こりやすいのかを意識し、気を付けることが大切です。

ここではホームページを制作する際に、実際に起こりやすいトラブルを事例を交えて紹介します。

お金のトラブル

ホームページを制作するには、決して安くはない大きな金額が動きます。それゆえに発注者と受注者の認識のズレからトラブルが起きやすいのも事実です。お金のトラブルは大きな問題へと発展しやすいため、事前にしっかりと確認するようにしましょう。

追加料金に関するトラブル

ホームページの制作を依頼するにあたり、どこまでの作業範囲を制作会社が請け負うのか作業範囲を明確化することが大切です。明確化していないことで、見積もりよりも高い金額が請求されたとトラブルに発展する原因にもなります。

ホームページを作成するには、掲載する画像素材や原稿などのコンテンツ情報などが必要です。

原稿などのコンテンツ情報を提供しない場合は、制作会社が代理でライティングを行います。ライティング作業を制作会社が行うことで、追加費用が発生します。

画像素材に関しても提供がない場合は、制作会社がカメラマンを使い撮影をしたり、有料素材を使用したりする場合があります。その際も代理で制作会社が作業を行うため、追加費用が発生します。

上述以外にも、モバイル対応やOSやブラウザなどの対応は追加で作業が必要となる為、追加費用が発生します。

発注時点でどこまでの作業範囲が含まれているのかを確認し、無償対応の範囲と有償対応の範囲を明確に定めておく必要があります。

制作費用の先払いのトラブル

ホームページを作成にかかる費用の支払い方法は、全額先払いや一部先払いなど

制作会社によって異なります。最悪の事態は、制作会社の倒産などでホームページ制作にかかる費用全てを損失してしまう事です。

契約前には支払い形式の確認をし、どういった状況だと返金などの対応が可能かなどの条件を確認しておくといいでしょう。

サイト公開後にかかる費用に関してのトラブル

サイト公開後、運用・管理を任せたい場合は追加費用が発生します。ホームページは公開がゴールではなく、スタートです。今後も継続して情報や記事などを追加していく必要があります。画像の追加や文章の追加、修正を行う場合にも別に費用が発生するので注意してください。

またホームページには必ずドメインやサーバーなどの管理費が必要です。

運用や管理などをすべて自社で行わない限り、サイト公開後もランニングコストは発生します。

記事や情報の更新作業などの運用から管理までの月額保守費用はいくらなのか、サイト公開後にかかるランニングコストについて契約前に確認しておくといいでしょう。

契約のトラブル

契約はホームページ制作に関わらず、トラブルに発展しやすい事例の1つです。双方が納得して契約するよう不安な点や疑問点は解決してから契約を交わしましょう。

契約期間などのトラブル

リース期間や保守期間などの契約期間に関するトラブルも多いです。

特にリース契約についてのトラブルが多く、低コストでホームページを作成することが可能なため安易に契約をしてしまいがちです。しかし、契約終了後のサイト著作権や所有権は業者が所有しており、自分が所有することができません。そのままサイトを運用するには継続して契約を更新しなくてはならず、初期費用が安くても最終的に支払う金額が高額になってしまったという事例もあります。

もともとリースとは有形のもの(パソコンやタブレット、スマホ、サーバーなど)を貸し出すことを指します。ホームページのような無形のものをリースするには、他の有形のものを提供することで、ついでにホームページを制作するという流れです。

リース契約は、クーリングオフや途中解約、キャンセルなどが適用されません。

ホームページを作成する際は、リース契約をしないよう気をつけましょう。

著作権や所有権に関するトラブル

完成したホームページも、年数がたつにつれリニューアルが必要になる場合もあります。いざ、別の制作会社にリニューアルの依頼をしたら「著作権は最初に依頼した制作会社が所有しています」なんて事態も。

契約解除をした場合は、制作会社にホームページを返却したり、せっかく作成したサイトが削除される可能性もあります。

契約の段階で、著作権や所有権はどちらに帰属するのか必ず確認するようにしましょう。

途中解約のトラブル

「デザインのクオリティが納得できない」

「思うようなホームページではない」

などの理由で他社への乗り換えを検討する場合があります。

しかしホームページ制作の途中解約はそう簡単にはできません。

例えば、ホームページの運用に納得がいかないから途中で解約した場合だと、制作会社は発注から解約日までの制作業務に携わっているため、発注側はそれまでにかかった費用を支払わなくてはいけません。

他にも、年単位の契約など契約期間が定められている場合などは、高額な違約金が発生する場合も存在するため、途中解約は慎重に行う必要があります。

品質のトラブル

ようやく完成したホームページ。

しかし、デザインやシステムに関するトラブルが起こる可能性があります。プロだからと制作会社に丸投げするのではなく、誰が自分のホームページ制作に関わっているのか、進捗状況などを制作会社と共有するようにしましょう。

デザインなどに関するトラブル

「思い描いていたデザインと違う」

「デザインのクオリティが低いサイトが完成した」

など、デザインに関わるトラブルもあります。

デザインに関するトラブルは、曖昧な依頼をすることで発生しやすいトラブルの1つです。多くの制作会社は過去に受注した実績やデザイナーの実績を掲載しています。実際に自分の目で実績を確認し、希望のデザイン力を持つデザイナーや制作会社に依頼することが大切です。

その際、発注者側がどのようなイメージのホームページを作成したいのかを具体的に制作会社に伝え、制作会社も細かくヒアリングすることで双方の意見をすり合わせていく事で未然に防ぐことも可能です。

システムに関するトラブル

せっかくホームページが完成しても、運用していくにつれさまざまなシステムトラブルが起こる可能性があります。

・別のブラウザや端末だと表示が崩れてしまう

・更新しても反映されない

・ドメインやサーバーの期限が切れてしまい表示されない

サイト運用中のトラブルは迅速に対応することが大切です。このトラブルは誰が担当するのかなど、事前に制作会社に確認し把握しておきましょう。

例えば、デザイナーなら○○さん、コーダーなら○○さん、SEOについては○○さんなどと、誰がどのトラブルに対応するのかを把握することでスムーズに修正依頼をかけることが可能です。

特に全てのブラウザや端末、バージョンに対応することは不可能に近いため、制作会社がどのブラウザに対応しているかなどの確認をしましょう。多くの制作会社は対応ブラウザの種類を契約書に明記しています。一部、明記していない制作会社も存在するため、契約する際は確認するよう注意してください。

検索してもホームページが表示されないトラブル

ホームページが完成し、検索しても表示されないなどのトラブルもあります。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは独自のSEOアルゴリズムをもとに、表示させる検索上位を変更しています。そのため制作会社では、検索上位にするためのコントロールはできません。

特に競合が多いホームページの場合は、しっかりとしたSEOを行い分析、改善する必要があります。

しかし、会社名を検索しても表示されない場合は正しく検索エンジンに認識されていないことが原因です。 その場合は、制作会社に確認をして対応してもらいましょう。

トラブルを未然に防ぐ対処方法

上述のトラブル事例を意識することで、多くのトラブルは回避できます。その中でも、大切な3つの対処方法を紹介します。

サーバーとドメインは自社で用意する

一般的にドメインの取得は制作会社が代行することが多いです。しかし、サイト公開後も制作会社がドメインの管理者になっている場合は問題です。

例えば、リニューアルする際に他の制作会社に依頼しようとしたら、ドメインやサーバーのIPやログイン情報が分からないなんていうトラブルも発生します。

ドメインやサーバーを制作会社に代行を依頼するのは問題ありません。しかし、ドメインとサーバーは誰でも簡単に取得が可能です。トラブルを未然に防ぐためにも、ドメインやサーバーは自分で取得することをおすすめします。

契約書をすみずみまで確認する

制作会社に依頼をする場合は、不明な点や、疑問点などは契約する前に必ず確認し、契約書の内容をしっかりと確認してから契約をしましょう。内容を理解しないまま契約を結んでしまうと、後から「そんなはずではなかった」「聞いていない」などのトラブルに発展するケースがあります。

契約を結んでしまったあとでは、契約書に書いてあることが正しいと認識されてしまいます。

契約書をすみずみまで確認することで、未然に防ぐことができるトラブルです。

後悔しないよう、契約をする際は契約書の内容を精査するよう心がけましょう。

依頼内容を明確にする

ホームページを制作する目的を明確化し、どのようなサイトを作成するのか制作会社に伝えることが大切です。

「集客を上げたい」

「短期間で低コストにホームページを作成したい」

「会社の雰囲気に合った魅力的なサイトデザインにしたい」

ホームページを制作する目的は企業によってさまざまです。

目的に応じて、その分野を得意とする制作会社を選ぶことが大切です。

例えば、集客を上げたいと考えホームページの制作を依頼する場合は、SEOなどに特化している制作会社を選ぶのがおすすめです。SEOに特化した制作会社の多くは、追加でマーケティングや分析なども行ってくれる場合が多いので、検索上位にランクインするような効果的なホームページが作成できます。またSEOは日々変化するため、アフターフォローなども備えている制作会社が最適です。

このようにホームページを作成する理由を明確にすることで、その後の制作会社の選定やその後の運用なども計画することができます。

まとめ

ホームページを制作するには、複雑な工程とさまざまな知識が必要です。自分で全ての工程を行えればトラブルは回避できますが、現実的ではありません。

多くの実績をもち、信用できる制作会社に依頼をすることで、トラブルは未然に防ぐことが可能です。

トモガラは、大手企業から上場企業、官公庁などの制作実績があります。

ホームページの制作を検討している場合はこちらからお問い合わせください。

この記事の監修者

倉永豊光

株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

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