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ドメインとは?ビジネスにおける重要性や種類、取得する際のポイントについて解説

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「自社のドメインを取得したい」「プロバイダや携帯キャリアのメールアドレスではなく、自社のメールアドレスを作りたい」とお悩みではありませんか。

ドメインを取得したいというタイミングにおいては、ドメインが何かを理解し、ビジネスにおける重要性を把握しながら、ビジネスで活用しやすいドメインを取得することが大切です。

今回はドメインに関する基礎知識、ビジネスにおけるドメインの重要性、ドメインの種類や関連する用語、ドメインを取得する際のポイントについてお話しします。

ドメインに関する基礎知識

はじめにドメインに関する基礎知識について解説します。

ドメインとは

ドメインとは、インターネットに繋がれているサーバーのIPアドレスを、英数字によって人間が識別しやすいように変換する仕組みです。ドメインは基本的に早いもの順であり、短く意味のあるような文字列は非常に人気があるため、取得しにくいことがあります。

ドメインによってサーバーの位置を識別し、サーバーにアクセスしてもらうことで、ホームページを表示したり、オンラインのサービスを提供することが可能です。

ドメインは離れた場所でも安全にデータのやり取りができるVPNのような技術にも利用されることから、企業や組織として必ず取得しておくべきと言えます。

IPアドレスとは

IPアドレスとは、数字とドット「.」だけでサーバーの位置を示す仕組みを指します。

172.217.175.227

例えば、上記は検索エンジンであるGoogle「https://www.google.com/」のIPアドレスです。前述したように数字とドットだけで示されているので、人間が見た場合にGoogleのホームページであると識別することはできません。

IPアドレスは物理的な世界で言えば経度と緯度のようなものであり、ドメインは都道府県や市区町村などの住所のようなものと覚えておけば間違いないでしょう。経度と緯度ですと具体的な位置は分かりにくいですが、都道府県から始まる住所であればだいたいの位置が思い浮かぶのと同じような形です。

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ドメインを構成する要素

ドメインを構成する要素として、大きく分けて2つあります。

example.com

上記はサンプルドメインですが、「example」の方がドメイン名、「.com」の部分がトップレベルドメインです。

ドメイン名は他の人が取得していない文字列であれば、任意の文字列を選ぶことができます。トップレベルドメインの部分はあらかじめ決められた文字列があり、その中から選んでドメイン名と組み合わせます。

ドメインとURLの関係性

https://example.com/

上記はサンプルドメインを利用したURLであり、「https://」の部分はセキュアな通信プロトコル、「example.com/」の部分がドメインによって指定されたサーバーのディレクトリおよびトップページを指し示す形です。

ドメインの後ろにあるスラッシュ「/」に続けてホームページやWebアプリのディレクトリを指定することで、特定のページを表示させたり、アプリやブラウザなどでプログラムを動かしたりすることができます。

昨今ではSNSや無料のブログサービスによって、ドメインを持たなくても情報発信することはできますが、各種サービスの有料化や値上げ、もしくはサービス自体の終了などのことを考えると、きちんとドメインを取得して公式に情報を発信できるサイトおよびホームページを作成した方が良いでしょう。

ドメインとメールアドレスの関係性

〇〇〇〇〇@example.com

上記はサンプルドメインを利用した一般的なメールアドレスの形式です。「〇〇〇〇〇」の部分は英数字で指定することが可能であり、@以降にドメインを記述することで、メールサーバーが指定され、個別にメールを受け取れるようになります。

ドメインを取得することで企業や組織に属する人間としてメールアドレスを割れるようになること、同じく企業や組織の公式のメールアドレス、公式の問い合わせ先としてメールを受け取れるようになることから、ドメインの取得はやはり必須であると言えるでしょう。

ビジネスにおけるドメインの重要性

次にビジネスにおけるドメインの重要性について解説します。

httpsと組み合わせることで信頼性を確保できる

httpsとは暗号化通信を意味する通信プロトコルであり、企業や組織のドメインとして暗号化するためには実在証明が必要になります。そのためhttpsと組み合わせることで、企業や組織として存在している音が証明できるため、信頼性を確保できるようになるのです。

昨今では一部ブラウザにおいて、httpsに対応していない場合は警告が表示されることもあるため、ビジネスで重要でもある安全や安心を示すためにもドメインを取得して、httpsに対応しておくことが求められます。

ドメインやサイトの評価を蓄積していくことができる

自社ドメインを取得することでドメインやサイトの評価を、自社のものとして蓄積していくことができます。各種SNSや無料のブログサービスの場合、それぞれのサービスのドメインに評価が蓄積されていくため、長く情報発信をしても自社の評価には繋がらないということです。

同時にドメインを取得し、公式ホームページや公式サイトを運営していくことで、Webやデジタルに関するノウハウも蓄積されていきます。Webやデジタルに疎い場合においても成長の材料になりますし、デジタル化が進む中、IT格差に悩まされなくなるというのも利点です。

オンラインでの集客やマーケティングに活用できる

ドメインを取得し公式ホームページや公式サイトを運営していくことで、オンラインでの集客やマーケティングに活用できるようになります。現代においては一昔前の4大マスメディアに広告を出すだけではなく、デジタルで広告を出していかなければ情報が届かない場合もあるのです。

実際にテレビや新聞よりもスマートフォンを見ている時間の方が長かったり、タブレットやパソコンを利用したりすることで消費者自身が自分の好きな情報を取捨選択できるようになったということを理解しておきましょう。オンラインでの集客に他社と差が開かないようにするためにも、しっかりとドメインを取得して安心・安全なサイトによってオンライン上に存在する潜在的な顧客層とつながることが大切です。

名刺やポスターなど物理的な媒体との相性も良い

企業や組織として覚えてもらいやすいドメインを取得することができれば、名刺やポスターなど物理的な媒体に記載することでホームページを見てもらったり、メールで繋がったりすることができるようになります。

短ければそのまま入力してもらうこともできますし、QRコードに変換しておけばスマートフォンで撮影するだけで入力の手間を省いてアクセスしてもらいやすくなるのも大きな利点と言えるでしょう。

企業や組織として安全かつ公式に情報発信ができる

ビジネスにおけるドメインの重要性として最も大切なのが、企業や組織として公式に情報発信ができることです。必ずしもSNSや無料のブログサービスがダメということではありませんが、誰にでも作成できるアカウントやブログは悪意のある第三者によるなりすましの可能性があるため信頼性にかけてしまいます。

前述したようにドメインを取得してhttpsに対応することができれば、存在証明がしっかりと担保されるだけでなく、悪意のある第三者によるなりすましを防ぐことにもつながるのです。企業や組織として公式で安全な情報を発信できるという場を持っておくことで、潜在的な顧客層や既存の顧客層の身を守ることにつながるということも覚えておいてください。

ドメインの種類や関連する用語

次にドメインの種類や関連する用語について解説します。

独自ドメイン

example.com

上記はサンプルドメインですが、ホームページのURLやメールアドレスで利用する部分を独自ドメインと呼びます。基本的には独自ドメインを入力することで、企業や組織としてのトップページが表示されるようになっているのが一般的です。

サブドメイン

blog.example.com

上記はサンプルドメインに仮で「blog.」を追加したサブドメインであり、ブログ用のサブドメインとして設定するサンプルです。独自ドメインの前方にドットと英数字を付け足すことで、サブドメインとして自社で利用できるドメインを増やすことができるという仕組みになります。

ccTLD

ccTLDとは、「.jp」のような国別に指定されたトップレベルドメインです。国や地域を指し示すドメインとして利用される形であり、一目でどこの国の国のホームページやサイトなのか識別することに役立ちます。

gTLD

gTLDとは、分野や特定の用途に合わせて指定されたトップレベルドメインです。例えば「.com」はコマーシャルの略称のドメインであり、商用利用や企業向けのドメインとして利用されています。その他にも「.org」は非営利団体や特定の組織としての活動を示すドメインであり、ほとんどが自由に取得することができるドメインになっているのが特徴です。

属性型ドメイン

属性型ドメインとは、自由に登録できるドメインのタイプではなく、審査や登録要件を満たすことで取得できるドメインを意味します。例えば「.co.jp」であれば日本の企業として登記をされているかどうか確認が必要です。公的機関や政府であれば「.go.jp」、教育関連であれば「.ac.jp」といった形で識別できるようになっており、登録できること自体が企業や組織としての信頼につながるドメインとも言えます。

ドメインを取得する際のポイント

次にドメインを取得する際のポイントについて解説します。

企業や組織に関連する文字列を入れる

まずは覚えてもらいやすいように、同時に識別してもらいやすいように企業や組織に関する文字列を入れることを検討しましょう。同じく商品やサービスの名前に合わせて、関連する文字列でドメインを取得しておくことで、将来的にイベントやキャンペーンを行う時に非常に役立ちます。

短く覚えやすいドメイン名にする

短く覚えやすいドメイン名にすることも非常に大切です。一目でどこの企業なのか、何の組織なのかわかるようにするということでもあります。その他にも単語として読みやすいこと、文字数列で覚えやすいようにすることなど、長く使いやすく、扱いやすいことも意識すると良いでしょう。

企業や組織として属性型ドメインを取得することも大事

企業や組織として信頼してもらうためにも、「.co.jp」のような属性型ドメインを取得することも大事です。属性型ドメインは簡単には取得できる仕組みではないため、公式の情報発信源として高い信頼性を得ることにつながります。

WebやITに疎い場合はドメインの取得から専門家に任せた方が安心

ドメインは長く使い続けることが前提となるものでもあります。そのため、WebやITに疎い場合はドメインの取得から専門家に任せた方が安心だということも覚えておきましょう。実際にドメインを取得するタイミングでよくわからないままドメイン名を決めてしまい、ホームページやメールアドレスなど様々な設定をして広まった後で変更しようとすると非常に大変だということを理解しておくべきです。

後からリダイレクトや転送によって対応することもできますが、最初の段階から長く使うことを前提に取得することをおすすめします。

まとめ

今回はドメインに関する基礎知識、ビジネスにおけるドメインの重要性、ドメインの種類や関連する用語、ドメインを取得する際のポイントについてお話しました。

業界や業種によっては、特にドメインのことがわからなくてもビジネスができてしまうことがあるのも事実です。しかし、公式ホームページや公式サイト、連絡する際のメールアドレスなどにおいて、自社のドメインを持たないというのはWebやitテクノロジーに疎いだけでなく、信頼性にかけると判断されてしまうことも否めません。

同様にドメインがあることでオンライン上での集客やマーケティングも可能となりますので、企業や組織としてふさわしいドメインを取得し、インターネットを通じて利益や売上を増やしていくという方向性で前向きに取り組んでいくことをおすすめします。

この記事の監修者

倉永豊光

株式会社トモガラ代表取締役社長。WEBサイト制作の上場会社で営業職を経験後、外資系のスタートアップ広告代理店にてWEBコンサルティングに従事。その後ベンチャー企業の新規事業立ち上げを責任者として2社経験し独立。得意領域はWEBマーケティング全般とWEBサイト制作。 今までWEBサイト制作に携わった数は大手、上場企業、官公庁含めて累計1,000件以上。

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